機材紹介#02 オーディオインターフェース 「QUAD-CAPTURE」

オーディオインターフェースとは

まず、オーディオインターフェースとはなんだろう。

オーディオインターフェース(以下”Audio I/F”)とはその名の通り楽器などの音源とパソコンを繋ぐ中継機だ。
パソコンに標準で搭載されている入出力端子はたしかにあるが、そこでやり取りされた音声はとてもクリアなものとは言えない。
録音したものを聴いてみると、ノイズと呼ばれる雑音が入っていたり、こもったような低音質になっているはずだ。
このままでは”音”を武器にする録音や放送には適さない。

そこで、Audio I/Fを使うのである。

 

 

世の中には実に多くのAudio I/Fがある。
その中で管理人が愛用しているのはRoland製の「Quad-Capture(UA-55)」だ。

 

Audio I/Fを選ぶ時には以下の3点を吟味した。

  1. 入出力数
  2. 機能
  3. 音質

1,【入出力数】
Audio I/Fは機種によって同時接続できるインプット数とアウトプット数が異なってくる。「QUAD-CAPTURE」はその名の通り4つまでin/outできる。

ハードウェアのシンセを多数所持したり、ギターとベースをそれぞれ違うアンプシミュレータからインプットするのなら当然入力数の多いものを選ばないといけないが、管理人の場合はMacにインストールしたソフトシンセをメインに楽曲制作をしているので、入力はギターとマイクの2つの音源だけ入力できれば十分に事足りる。

出力もモニタースピーカーにだけ飛ばせればよいのでこれも条件をクリアしている。

なお、もう一つ下位ランクの「DUO-CAPTURE EX」でも役割は果たせるのだが、これ以上ランクを下げればどうせわかんないのに音質にも影響が出そうだったのでやめておいた。精神衛生の保持は今後のモチベーションに大きく影響するのでとても大切だ。以上の理由により、この「QUAD-CAPTURE」の入力数が管理人の使用状況にはちょうど良いのだ。

上位機種になれば16inとかいうおばけ(4倍)みたいな機能になるが、その分価格もおばけ(4倍)になるので無理に購入する必要はないだろう。

要は自分に必要なスペックと、自分の銀行口座残高をよく吟味しての選択であった。

2,【機能】
Audio I/F自体にエフェクトが搭載されている機種もある。

同価格帯でよく比較対象となるSteinbergの「UR242」には空間系・歪系・チャンネルストリップエフェクトが3種類搭載されているが、エフェクトは基本的にDAWのVstで賄っているので管理人には不要だった。それより「QUAD-CAPTURE」に搭載されている”AUTO-SENS”というピーキングを防止してくれる機能の方が地味だが魅力的だったため、こちらを選んだ。

 

3,【音質】
よくわかんねえ

 

他にも、コンパクトで取り回しの良いサイズ感や頑丈さ等様々なポイントはあったが、DTMを始めた頃からRoland製品のハードウェアを使うことが多かったので「QUAD-CAPTURE」に落ち着いた、というわけだ。悩んでも他の機種と大差ないし。

同価格帯ならどれを選んでもある程度同じ成果が得られると思うので、あまり悩みすぎるのは良くない。

だいたい2万円出せば高サンプルレート録音対応、ファンタム電源付属といった諸スペックを満たした自宅用なら十分なものが買える。

 

そして管理人の持論だが、Audio I/Fに目新しい機能は不要だと思う。

音源の音を、クリアに、かつ遅延なく、確実にPCに届けてくれる。

ただそれだけで良いのだ。

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